空の文字最初の星はどんな姿だったか
「空の文字」は純粋なゲーム設定。このページでは、その解放条件、星座の実際の科学、最初の星の時代の研究を扱う。
「空に書かれた言葉」は、純粋にゲーム設定のエンディングです。実際の発見には対応していません。現実と結びつく一文は次のとおりです。実際の星座は、似た方向にあるというだけで人間が結びつけた星で、実際にはとても遠く離れていることもあります。ですから夜空に「言葉」が現れるとき、現実ではそれは、模様を探す人間の目なのです。
このページではまずエンディングの解放方法を説明し、次にその1つの実際の科学を紹介し、最後に最初の星の時代の実際の研究を挙げます。このエンディングは「最初の星」イベントで発動するためです。ご注意ください。その研究は関連する背景であって、エンディング自体の根拠ではありません。
解放方法
- ヒント:最初の星が灯ったとき、顔を上げてその瞬間の空を確かめましょう。
- 条件:5種類の異なる天象のもとで、メインラインのイベント「最初の星」を見届ける。
- 報酬:背景の星空にある目が、線でつながるようになります。
- 仕組み:ゲーム内の天象は4時間ごとに入れ替わり、すべてのプレイヤーが同じ空を見ます。
この種のエンディングは天象カテゴリに属します。条件に5種類の異なる天象が必要なので、時間帯を変えて「最初の星」イベントを何度か通過する必要があります。
実際の科学:星座は人が描いたもの
実際の星座は、似た方向にあるというだけで人間が結びつけた星で、距離は大きく異なることもあります。地球から見ると2つの星は近くに見えても、実際には一方は近く、もう一方は遠く、互いに無関係なことがあります。ですから、いわゆる「空に書かれた言葉」は、現実には私たちの目と想像力の産物です。星がメッセージを伝えているわけではありません。
ゲームの「言葉」はゲーム設定です。背景にある十数個の恒星がつながって、1つの目になります。これはフィクションです。
最初の星の時代の実際の研究
このエンディングは「最初の星」イベントで発動するため、その時代に関連する研究をここに挙げます。星がなぜ輝くのか、暗黒物質、ブラックホール、重力波に関するものです。「言葉」とは無関係ですが、最初の星が灯った瞬間には関係があります。
- 星のエネルギー源:ハンス・ベーテは、星が核融合で輝くことを解明し、太陽が何十億年も燃え続けられる謎を解きました(Bethe, Physical Review, 1939)。
- チャンドラセカール限界:白色矮星の質量には上限があり、太陽質量の約1.4倍です。それを超えると、星はさらに崩壊するほかありません(Chandrasekhar, The Astrophysical Journal, 1931)。
- 暗黒物質の最初の提案:ツビッキーは、かみのけ座銀河団の銀河が速く動きすぎていることを見つけ、「暗黒物質」の存在を提案しました。この考えは何十年も無視されました(Zwicky, Helvetica Physica Acta, 1933)。
- 見えない質量:アンドロメダ銀河の外側は回転が速すぎるため、見えない物質が大量にあって重力を生み出しているはずです(Rubin and Ford, The Astrophysical Journal, 1970)。
- 弾丸銀河団:2つの銀河団が衝突したあと、ガスは中央に残り、重力の中心は両側に移りました。暗黒物質が「弾き飛ばされた」のです(Clowe et al., The Astrophysical Journal Letters, 2006)。
- ブラックホールの影:世界中の電波望遠鏡が地球サイズの「仮想望遠鏡」をつくり、M87 銀河の中心にあるブラックホールの影を撮影しました(Event Horizon Telescope Collaboration, The Astrophysical Journal Letters, 2019)。
- 重力波:13億年前に2つのブラックホールが合体し、人類はついに時空のさざ波を聞きました(Abbott et al., LIGO and Virgo, Physical Review Letters, 2016)。
- 初期宇宙の巨大ブラックホール:宇宙が誕生して7億年にも満たないころ、すでに太陽質量の8億倍のブラックホールが存在していました。どうやってそれほど速く成長したのかは、今も謎です(Bañados et al., Nature, 2018)。
- 銀河系の中心:銀河系中心の近くの星の軌道を10年以上追跡した結果、太陽質量の約400万倍のブラックホールが潜んでいることがわかりました。この研究は2020年のノーベル賞を受賞しました(Ghez et al., The Astrophysical Journal, 2008)。
- 宇宙の最終章:数兆年後とそれ以降の宇宙の運命。恒星は燃え尽き、陽子は崩壊するかもしれず、ブラックホールはやがて蒸発します(Adams and Laughlin, Reviews of Modern Physics, 1997)。解放条件が宇宙の終わりを見届けることなので、この項目はエンディングとつながります。
原典を読むには? 次のタイトルで検索してください
- Bethe (1939): "Energy production in stars"
- Chandrasekhar (1931): "The maximum mass of ideal white dwarfs"
- Zwicky (1933): "Die Rotverschiebung von extragalaktischen Nebeln"(おおよそ「系外星雲の赤方偏移」)
- Clowe et al. (2006): "A direct empirical proof of the existence of dark matter"
- Bañados et al. (2018): "An 800-million-solar-mass black hole in a significantly neutral Universe at a redshift of 7.5"
実際の根拠
本物の星座は、似た方向にあって距離がまったく違うかもしれない星を、人間がつないだものにすぎない。
関連する研究
これらの研究はこのトピックに関連しますが、このページの直接の証拠ではありません。
星を動かすもの:ベーテは、星が核融合で輝くことを計算で示し、太陽が何十億年も燃えつづけられる謎を解いた。
出典:Bethe, Physical Review 1939, "Energy production in stars"
見えない質量:アンドロメダ銀河の外縁は回転が速すぎるため、見えない大量の物質が重力を供給しているはずだ。ダークマターは、もはや単なる推測ではなくなった。
出典:Rubin & Ford, The Astrophysical Journal 1970, "Rotation of the Andromeda Nebula from a spectroscopic survey of emission regions"
ダークマターの最初の提唱:ツヴィッキーは、かみのけ座銀河団の銀河の動きが速すぎることを見つけ、「ダークマター」の存在を提唱した。この考えは何十年も無視された。
出典:Zwicky, Helvetica Physica Acta 1933, "Die Rotverschiebung von extragalaktischen Nebeln"
弾丸銀河団:二つの銀河団が衝突したあと、ガスは中央に残り、重力の中心は両側に分かれた。ダークマターは「はじき飛ばされて」いた。
出典:Clowe et al., The Astrophysical Journal Letters 2006, "A direct empirical proof of the existence of dark matter"
ブラックホールの影:世界各地の電波望遠鏡が地球サイズの「仮想望遠鏡」をつくり、M87の中心にあるブラックホールの影を撮影した。
出典:Event Horizon Telescope Collaboration, The Astrophysical Journal Letters 2019, "First M87 Event Horizon Telescope Results. I. The shadow of the supermassive black hole"
重力波:13億年前に二つのブラックホールが合体し、時空のさざ波がついに人類に聞こえた。1世紀前のアインシュタインの予言が裏づけられた。
出典:Abbott et al. (LIGO & Virgo), Physical Review Letters 2016, "Observation of gravitational waves from a binary black hole merger"
チャンドラセカール限界:白色矮星には質量の上限があり、太陽質量の約1.4倍だ。それを超えると、星は崩壊しつづける運命にある。
出典:Chandrasekhar, The Astrophysical Journal 1931, "The maximum mass of ideal white dwarfs"
初期宇宙の巨大ブラックホール:宇宙が7億歳に満たないころに、すでに太陽の8億倍の質量のブラックホールがあった。どうやってこれほど速く育ったのか。今も謎だ。
出典:Bañados et al., Nature 2018, "An 800-million-solar-mass black hole in a significantly neutral Universe at a redshift of 7.5"
銀河系の中心:銀河系の中心近くの星を10年以上追跡し、太陽の約400万倍のブラックホールが潜んでいることを証明した。2020年ノーベル賞。
出典:Ghez et al., The Astrophysical Journal 2008, "Measuring distance and properties of the Milky Way's central supermassive black hole with stellar orbits"
宇宙の最終章:何兆年、さらにその先にわたる宇宙の運命を導いた。星は消え、陽子はおそらく崩壊し、ブラックホールはついに蒸発する。
出典:Adams & Laughlin, Reviews of Modern Physics 1997, "A dying universe: the long-term fate and evolution of astrophysical objects"
ゲーム設定(創作)
- 空の文字はゲーム設定。
- ゲームでは天象が4時間ごとに入れ替わり、全プレイヤーが同じ空を見る。
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